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レインツリーの国 [レビュー【小説その他】]

レインツリーの国 (新潮文庫)

レインツリーの国 (新潮文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/06/27
  • メディア: 文庫

最近感想書く頻度が減ったな…
とりあえず図書館シリーズ終わったら雑感書く!予定!です!
あと彩雲国も!まだ一度しか読んでないのですすみません!(←一度以上読む気満々)


というわけでレインツリーの国です。
ネタバレ毒舌注意。




……最初に言います、私この小説苦手分野でした。


まあ、なんていうか、……聴覚障害に関する説明のくだりが延々と、長々としていて、げんなりしてしまったというところが正直なところですね……。

有川さんの会話のテンポとかは誰もが認めるところですし、私も気づいたらさらさらっと読めてしまうので、巧いんだなあと思うのですが、いかんせん地の部分が。
私自身が持つ知識の所為もあり、心の底から楽しめはしなかったですね……。

まあ、逆に、聴覚障害入門編!みたいな感じでは参考になるかなあ。


小説を読んで感じるのが、負と負の感情のぶつかり合い、
「ハッピーエンドがお約束」ぐらいライトなものでないとしんどい作品内容で、ライトどころかヘビーだったな、というのが感想です。



個人的な思いとして。
聴覚障害は多少かじっているので、たぶんいわゆる一般の人よりは詳しいと思います。
だからか、聴覚障害の種類の説明のくだりでは、なんだか説明じみた地の文が続いたなあと思いました。その子の障害の内容を聞くこと。

なんだろうな、訊くのも大事だと思うんです。障害について。
思うんだけど、それに終始してしまって、本当に彼女が欲しかった幸せとかまで、言及しきれてないなあと思ってしまった。




……とりあえず、初読はこんなんだったので、機をみてもう一度読み直せたらいいな……


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コメント 2

秋村

この小説の中に出てくる本のモデルになった「妖精作戦」が創元SF文庫より8月30日に発売予定です。
ソノラマ版を未読でしたら、是非!
ちなみに解説が有川氏(笑)

障害に関してなんら知識のない私が読むと、それほど説明的な文章ではなかったように感じました。
ただ、どうしてもこの手の話には身構えるところがあって。
「障害を持っているから」というのを双方(当人も健常者も)言い訳にせずにいられたらいいのにと思います。
その方法が、未だ見つからずにいますが。
by 秋村 (2011-07-25 09:46) 

阿月

>秋村さま
コメント&情報ありがとうございます!
この本自体も有川さんの話読んでる限りではぎゃああああってなりそうですが(自分の感想が)チェックしてみます!!!(>▽<///)


やはり、知識の有無によって感じ方は違いますね~。
もう一度読む時には、もう少しフラットに感じられるといいな。がんばりますっ!

>言い訳せずにいられたら
言い訳にするのは全然構わないけど(それが人間だとも思いますし)、小説であるからには、それだけでなく、障害を超越した物語にしてほしいなあ、と。
……と、いうのが読者の我が儘というやつですね(笑)

たとえば図書館戦争の小牧と毬江のように、最初こそ「障害を持っているから」が理由になっていた2人が今では殆どそれを感じさせずにいられるような(バ)カップルであるように、時間が解決する問題もあるのかもしれないと思ってみたり。直ぐには解決できなくても、いつかは、みたいな。

あんまり巧く説明できてませんね。申し訳ないです;;
by 阿月 (2011-07-25 19:52) 

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