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「銀河旋律」GREEN/BLUE/RED [レビュー【演劇】]

こんばんは、阿月です。夏ばてしてませんかー!
節電は、冷房消すんじゃなくて、温度1℃あげるのも立派な節電ですよー!
無理しないで乗り切りましょうね…職場の暑いことったらない…


さて、「銀河旋律」全キャスト観て参りましたのでネタバレ感想です!
長いです!(笑)

が、とりあえず畳む前に一言…

全キャスト・全チームDVD収録してくれなきゃ厭よ―――!!!!!!

特にBLUEの大内菅野ver.は!


はい、では、ネタバレ毒舌はお約束ですので宜しくお願いします。



■お断り
今回あまりに情報量多いため、
一緒に3公演みてくださったレディー達の意見感想も入り乱れてます(本人の了承済)
なるべくわけて書く努力はしますが、予めご了承くださいませ。


■総括
GREEN:男子高校生なだけで妥当な「銀河旋律」。
BLUE :一番最近のキャラメルっぽい「銀河旋律」。
RED  :初演時の雰囲気に一番近いある意味正統派の「銀河旋律」。


■外堀から埋めましょうかね。
【お花】
有志が贈っていたお花、満開の向日葵の花束ってところに、
西川さんへの並々ならぬ愛情を感じた。
もし違う意図だったとしても、私にはそう感じられた。

【前説】
GREENの前説で、「おねがいその4!」って言いながら「5」を出した某少女が可愛くてならない。

【高校生】
REDとBLUEは女子高校生。REDの方がダレた感じとか「今風」ってイメージ。
BLUEは割と大人しいというか、芝居の雰囲気が異色だったためちょっと馴染まず?
REDはキレがあった。なんていうか。素晴らしかった。
冗談抜きでエネルギーに還元出来ると思う。(真顔)

GREENは、でっかい男子高校生が馬鹿可愛かった。(褒めてます)
初演時男性が少なかったため女性キャストばかりだった銀河旋律。今は中堅どころといえば男性の方が多いので、今のキャラメルにはこっちがしっくりくるのかもしれませんね。
友人が「昔だったらありえないって思われるかもしれないけど、今の男子高校生のこういう(草食系みたいな)感じならしっくりくるね」と言ってて、あぁ成る程ー、と思いました。

【アリマ】
間違いなく飛び道具。ないし爆弾。(どっちでも似たようなもの)

個人的には伊藤アリマが好きです。
ついでに言うと伊藤さんはダンスがしなやかで素敵でした。ガン見してた。
あの年齢で久しぶりの最前線(?)であれだけ動けるって凄い。

【ヤマノウエ】
個人的にはREDは筒井ヤマノウエが総取りだった気がします。場の空気を。
小多田→恐怖、筒井→恐怖、石原→匂い(匂い!)
かな。小多田さんはまーやの写真持ってくるあたり芸が細かい。
筒井さんは、さつきさんがマジビビリしてたのが印象的。

筒井ヤマノウエについて更に言うと、
阿部さんとの絡みで「ピュアすぎて突っ込めない…」という台詞を阿部さんが言ってて、
それが伏線のように後々きいてくるなーと思いました。
なんか、「イイヒト」じゃなくて、「ピュア」だからこそできる行動、みたいな。
伝わりにくいですね。
おかげで、お母さんに会いに行った下りとか、ちょう可愛かった。

いや、あのくだりは、3チームとも微妙に間合いが違って面白かった。
必ずお客さんから笑いをとるあたり、流石って感じですね。


■小ネタ
時事ネタが相変わらず多い芝居ですね、ぎんせんは(笑)
勿論総理の名前は菅さんだし(笑)
菅ネタでは「不退転」「退陣を匂わせ」「一定の目処」などなど、本人の台詞をぱくり(笑)
ネタのそこかしこで「(原発の)代替エネルギーになるんじゃ」「節電」とか。

あと、友人と情報照らし合わせた結果、
「携帯」「柿本から柿本に渡すメモ」「スーツの裏地」
それぞれのチームカラーになっているのでは?という話になりました。
ええと、是非観劇したみなさまの情報をお待ちしております(笑)
メモと携帯は確定なのですが、スーツの裏地はアベジョーの赤しか確認できてないので…!


■さて、メインの「はるか」「柿本」「サルマル」。加えて「ヨシノ」さんも。
【GREEN】
あんりちゃん、畑中さん、三浦さんのトリオです。ヨシノはまーや。
割と正統派かなあ、という印象。あんりちゃんが意外にはまってた。
ええと、柿本さんが男子高校生に「テレビでみるよりちっちゃいー」って言われてました。笑

三浦さんのサルマルは常に誠実な感じ。
「今はあの人の気持ちがわかるの」って言われた瞬間、三浦さんをイメージすると、
ああああああもおおおおおおって思います。
すいませんフィーリングな描き方で。いつものことですが。

GREENはヨシノさんが光ってた。柿本に対するアクションが繊細。
無声劇の部分(柿本が喋っているのを隣で観ているときとか)が素晴らしい。
GREENの柿本は、ヨシノさんの事も好きで、でも「はるかも」大事だったんじゃないかしら。


【RED】
アベジョー、じっきー、菅野さん。ヨシノはさつきさん。
こちらも正統派。力強さとか勢いとかが、初演時のそれを想像させる。

アベジョーは…ほんと、この人が真面目とギャグを両立出来るようになったら最強かと。
ヒア~のときは、真面目がメインで、笑いをいれるとちょっと違和感があったけど、
今回は真面目とギャグを両立させてきました。末恐ろしい役者ですね!(褒めてます)
一途でがむしゃらな柿本でした。
ヨシノさんに泣かれても、「はるかが」大事と言い切れる、強さ。
ところでアベジョーの見た目が佐藤隆太に激似だと思ったのは私だけですか。

ヨシノさんがあのシーンで泣くのは反則だと思います。
あと、REDだったかな、タイムトラベルする瞬間まで、柿本がヨシノとお互い視線をそらさずにいるチームがいたんですが。(確かRED…!)それが、ヨシノさん「も」好きな「今の」柿本らしいなあと思いました。


【BLUE】
ああ…ここを書くときが来てしまった…


おかみき、大内さん、菅野さんです。ヨシノが坂口さん。

はっきりいって、3作品の中で、一番恐ろしかった。(褒め言葉)

激情家ではなく、冷静に怒り、対策をとっていく、柿本。
提示された所持金額を聞いて、勝ち誇るように暗く高笑った、サルマル。
下手をすると、「銀河旋律=柿本が正義」という構図がひっくり返りそうな、危うい均衡。

以前から友人が言うに、「サルマル」は「柿本人麻呂」と同一人物説があるそうで、芝居の中でも2人とも柿本人麻呂の歌を詠んでいると言うことで。
初めに歴史改変をしたのは、本当にサルマルなのか?
初めはサルマルとはるかが結ばれるはずだったところを、柿本が横やり入れたのではないか?

そんな「もしも」を感じさせる、ゾッとするような恐いやりとりでした。

菅野さんの演技が本当に繊細で素晴らしくて。
でも、それを受け止められたのは大内さんだからだとも思う。
きっと、他チームの柿本、つまり畑中さんや阿部さんだったら、BLUEの菅野さんに押されて負けていたと思う。つまり、完全に「銀河旋律=サルマルの悲劇」になっていた可能性。
そんな可能性をまざまざと感じさせる、全くもって今までと違う「銀河旋律」でした。

このキャラクター設定で西川さんにバトンタッチするのかな…
するとしたらなんて恐ろしいんだろう…
本当に(初代)柿本がサルマルポジションだよ…
(友人に、おっかーさんは既にそれを経験済みだと言われましたが)
やはり西川サルマルに対する思い入れは強い。


菅野さんのすばらしさをたたえてみる。
ダンスシーンのハケ→BLUE菅野さんがハケるときのガンとばしっぷりは恐かった。思わずそっちに視線盗られた。
1000万の笑い→「勝った!」って雰囲気がありありとわかる、最もゾッとした瞬間。因みにその後のやりとりで、ヤマノウエに「余計なこと言うな」ってめっちゃ怒ってる風の無声劇やってて、柿本とヨシノのやりとりよりもその壮絶な必死さに目をひかれた。
BLUEとRED→変えてきたよ!この人!と思いました。同じ「サルマル」なのに、がっつり解釈が違って。REDは良い意味で影の薄い、「いわゆる銀河旋律のサルマル」。BLUEは「恐ろしいサルマル」(笑)。人も、台詞も、なにもかも同じ筈なのに、こうも違うのか、と。
あとは痩せてロン毛をなんとかすれば完璧だね!(いい笑顔)



…と、とりあえずここまで。
長々とすみません、読んで下さった方ありがとうございます!
久しぶりに他の方の感想なんかも聞きたい!探そうかな。


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阿月

【追記】
「BLUE柿本のスーツの裏地は青」というタレコミがありました。
裏地説リーチ!
by 阿月 (2011-07-05 20:04) 

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