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舞台 サクラ大戦 奏組 ~雅なるハーモニー~ [レビュー【演劇】]

前回記事とわけるために、サブタイトルまでいれてみました(笑)

さて行ってきましたよ奏組!
ネタバレ毒舌注意!

毒 舌 注 意 !!! (大事なことなので2度言いました)


非常に長文になりそうです。




ちらっほらっとランダムに毒舌混じりますのでご了承ください。



■あっ
奏組楽曲はニコニコとかに落ちてます。
ニコは1幕のみタダ見出来るとか出来ないとか…?
1幕が円舞曲のシーンなら見るの勧めますがすみません未確認です。


■お花
菊之丞さんからまさかの個人でお花出してましたよ…!!!写真禁止じゃなかったら撮りたかった!
(撮ってるひともいたけど…ロビーはセーフだったのかしら…笑)
まわりでざわざわしてるひとはみんな古参ですね、わかります笑


■キャラ雑感
音子:
可愛いまじ可愛い一挙手一投足可愛い。なんでこの子にナンバーがないの…!
田中公平氏のブログを読んでしまったので花咲く乙女歌うのはネタバレされてたのですが(苦笑)、それでも歌い出したときは胸アツでした。(そして花咲く乙女時の客席拍手プロっぷりがなんともいえない笑)
ええ、彼女が主役でいいと思います。隊長が主人公!ね!
(この場合の主人公とは大神ポジションでなくさくらポジションを指す)

奏組5人:
まあ漫画的に全貌が明かされていないので(本人たちは聞いたのかも知れないけど)
まだキャラの実態が明かされていない特にルイスあたりは役柄がつかみ切れていない感。
その点ジオと桐朋兄弟は漫画で1エピソードあったので、ややはっきりしてますね。
ヒューゴは…びみょう…台詞すくねえよあのツン…

ヒューゴ:上記参照。名前を覚えられず、カテコで咄嗟に名前呼べなかった。すまぬ。

ルイス:
美脚でした。お母さんでした。しかし演技が硬い感。もっとふあーとしてもいい。
あとお茶くみするシーン、もっと丁寧にやったほうがいい。雑。
…あれっ演技指導はいった

桐朋兄:
この子のナンバーは音子と絡みがあって非常に可愛く楽しめました!
ポジティブシンキン源二なので、音子の受け入れが非常に早く、こちらとしても癒しの存在に。
腕フェチにはたまらない衣装。(何)
源二はレイヤーさんもいました!素晴らしい!
…ところで双子が源「二」と源「三」郎ってことは、長男「一」がどこかで出てくるってことでいいんですかね

桐朋弟:
ナンバーの「馬鹿は嫌い!」っていうリピートと、キャラに似つかわしくないロックロックで度肝を抜かれました。
えーと…どうした源三郎…?
ツンしながらも、音子との足踏みのやりとりが微笑ましくて可愛かったです。
しかし髪型や髪色からして何度もヒューゴと見間違えそうになったのは許して欲しい

ジオ:
ちょっと! なんなのこの馬鹿可愛い生き物は!!!!!!
音子はほんとに可愛い可愛いしたい女の子ですが、
ジオはちょっと離れたところから生暖かい目で見守りたい感じの可愛さです。
無駄に一挙手一投足が優雅……笑 
キャラの助けも勿論あるとは思いますが、5人の中ではダントツに輝いて素敵でした。
身体能力も高く(バレエ経験ありなのでしょう、ナンバー中の踊りの所作が素敵です)
笑い能力も高く(笑)
バリサク持ってるとほんと格好いいです。バリサク担当にしてくれてありがとう

いちばんおいしいキャラですね。三枚目を目指して驀進してください。

私が最近メガネ天然男子に弱いだけ…?あれ…?
これで二重人格になった日には私「orz」連発せざるを得ないのでぜひ辞めて欲しいです笑
星組じゃないんだから…!

秋奈さん:
もうそのまま奏組固定メンバーになればいいよ(褒め言葉)

総額団長:
声の低さと威厳が足りん。

奏組モブ(失礼):
・クレさんの紅茶を飲む演技が丁寧で良かったです(細かい)
だって右隣が手抜きだったんだ…お茶飲んでるように見えなかったんだ…
(近い席だったからこそ出来る駄目出しである)
・最初の椅子並べたシーン、一つずつなんで順番に座ってるんだろう…
演技ならもっと堂々とやればいいし(雑)、そうでないならその場から動くな(不自然)
・ロン毛に意味はあるのですか
・基本もっと頑張れ

・失礼ながら、2巻でせっかく奏組に名前のあるキャラが増えたのに、そのひとたちでなかったことが残念。

モブ:
ところであなた誰ですか。荷物とマイク持ってきただけですか。(酷)


■サクラのお約束と暖かさ
古参のファンのひとが何人か居てくださったので、客席の雰囲気は
それまでのサクラ舞台に非常に近い感じでしたね。
カテコのかけ声、ナンバーの際のテンポよい手拍子の仕方。
これからも制作サイドはサクラの古典を忘れずにいてほしいですね。

私は、今までのサクラ舞台の暖かみとかお約束
(前説だったりカテコで「役者」ではなく「役」として客に相対する姿勢であったりその他諸々)
がなくなるなら、「サクラ大戦」の名を冠する必要は無いと思いますので。
ただの乙女漫画(ゲーム)の舞台化に、サクラ舞台と同等の価値は見いだしにくいですよ。
そう言えるだけ、価値のある舞台を先人たちは作ってきたわけですから。


■安心した点
ちゃんと物語になってたよ…
キャラクタは基本的にみんなまともな人間ですからね…

いや、大事ですよ?
某星組は「なんちてなんちて!」と「くるくるくるー」が居るから、
基本全員でマトモな会話が成立しませんからね?
しかも舞台がレビュー形式で物語が伴わないので、星組を観るのはやめた経緯がありますので。

ええ、安心しましたとも。


■残念な点
・オケピがない…だと…!?(まあ仕方ないとは思うけども…!)

・全体的に若い役者さんが多いからか舞台袖が狭いからか、
走って去っていくシーンで見切れる前に減速する人が非常に多かった。

・パンフの写真が残念(ピンボケ的な意味で)

・カテコで素になるの…どうなん…
初めてサクラ舞台を勧めてくれた友人は、つねづね
「あのひとたちは、カーテンコールでも、決して『役者』に戻らずその『役』として挨拶をしている。
(例えばさくらは「横山さん」でなく「さくら」としての挨拶)
それだけ役に徹しているのが素晴らしい」
と言ってました。

それを今回のカテコやパンフに当てはめると、友人は「違う」と言うでしょうね。

私の知っている限り、彼女たちが「役」でなく「役者」として挨拶したのは、
新・愛ゆえにのみです。

・客層ターゲットが不明。
古参のファンに受け入れて欲しいのか?新規ファンを見込むのか?
どちらもとろうとして、どちらも失敗している感。

もちろん新しくする部分があってもいいとは思うけど、
変えるのなら古参ファン全員を裏切る気でいかなきゃと思うし、
新規ファン参入するならそれなりの準備はしてほしいなと思った。

たとえば金額。サクラの今までの公演なら妥当だと思うけど、
もうちょっと安くならなかったのかなあ。

媒体が「花とゆめ」スタートで、女子中高生ターゲットだけど、
女子中高生で芝居観に行ったこともない人が殆どだろうし、働いていない人も殆どで。
私は中学生から演劇部だったけど、初めての生舞台は高校に入ってからだったし、親がお金だしてくれた。
それで舞台にはまってから行くようになったけど、当時のキャラメルは値段が4000円前後で
(学生はそのぐらいか、もう少し安かった。あとは当日券で安い席狙った)
自分が出せるギリギリの値段だったし、今でも高額舞台のチケットはとるの躊躇する。
(そんな高給取りではないからね…遠い目)
自分を基準にするわけではないけど、
そういう人もいるかもしれない、という世代がターゲットで、こんな高額。
たとえ漫画で初めて興味持った人がいたとしても、敷居は相当高いんじゃないだろうか。
ついでに言うと、声優と俳優も違うし。
声優ファンだったら行くかも知れなかったけど、俳優ファンは声優のそれに比べて少ないだろうし。
(その違いについてはまた後述)

結局満員にならないで空席が目立つのだから、本末転倒もいいところだ。
新規ファンを見込むなら、そして古参ファンにまた一緒に楽しんでもらいたいなら、
敷居はもっと低くするべきだった。

そして、定価割れさせるのも嫌だし(なら最初から金額を以下略)、
そのくせ当日券の値段は変わらずなのはもっと悲しい。リピーター排除したいの?


■歌は、キャラは、誰のもの?
気になること。
それは、これから、個人のナンバーを誰が歌うのか。
誰が、「円舞曲、君に」ほかメンバー曲を歌うのか。ということ。

私は「円舞曲、君に」がかっこよくて、素敵で、結局今日、CDを買って帰りました。
でも、そのCDに入っているのは、声優さんたちの歌声でした。
そのCDには、今日私を感動させてくれた、俳優さんたちの歌声は入っていないのです。

……正直、泣けたし、悔しかった。私が俳優の立場だったら、悔しいどころじゃすまない。

劇団四季とか、ほかのゲームや漫画とタイアップしたミュージカルじゃないんです。
まがりなりにも「サクラ大戦」の舞台です。
声優と俳優の乖離は、歌に響かないと、知らないひとたちじゃないでしょうに。

似た声のひとたちかもしれませんが、それでも、私は嫌でした。
だってサクラなのに……!(たぶんこれ、この先、一生言い続ける気がします)

これから、声優さんが板に立つ日がきたら、役者さんはお役ご免なのでしょうか?
これから収録していくであろう個人ナンバーその他、
全て声優さんの声で歌われるのでしょうか。役者さんの歌声でなく?

声優の世界のほうがもちろん(現段階で)実力も立場も上なのですが、
それは、私が今日みた役者さんたちにとって、酷でしかないと思いました。


……なんか旨く言えないですけど、伝わりますかね。
私は、自分の役が(ダブルキャストとかでもないのに)他人にとられて、
自分がなかったことにされるのは、嫌ですけどね。



……と、そんなことを考えた今日でした。
まあ…「円舞曲、君に」のナンバーと振り付けは流石というかかっこよかったですけど、
それ以外は色々もやもやが残りました。

……ジオを観にもう一回行くかは、現在真剣に検討中です。笑
お金ないので、行くなら定価割れ枠ですけどね……ほんまにもう……



長々と読んで頂きありがとうございました!


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コメント 2

秋村

レビュー、ありがとうございました。
なんとなく予想通りな感じですね。
今後に期待、なのかもしれません。(あるのかしら)

星組も最初の舞台ではカテコで役から声優にもどっていました。
今はそれがありません。
舞台内容も、レビューだけでなく中身のある芝居になってきました。
今年やった舞台はよかったと思います。←未だヒロイン補正かかるのは仕方ないのかもしれんが。
(あ、レビュー書いてないわ、私orz)

しかし、舞台とCDとで声が違うというのはいかがなものかと。
他のアニメや漫画から派生した舞台は多々あれど、舞台は舞台、アニメはアニメとくっきり区分けされているのに。
サクラはそれがないので、希有な存在だと思います。
それをここに来て崩しますか…。
舞台で別の役者が演じるのならば、それをゲームにもってくるのは違うと思うんですよね。
今回の舞台、見に行かないと思った理由の一つに、この舞台に立った人達が今後もずっとこの舞台を踏めるのだろうかという危惧があったからです。
たとえばアニメになったりゲームになったりしたら、この人たちは使われないだろう、そうしたら舞台もいままでサクラと同じように声優がやるのかも知れない。
そう思ったら「次」が見えなかったので。

それでも、古参のファンたちが舞台を盛り上げてくれていたのなら、行かなかった身ではあるものの、嬉しく思います。
あの一体感は、サクラだからだと思うので。

長々とコメント失礼いたしました(ぺこり)
by 秋村 (2012-11-05 09:49) 

阿月

>秋村さま
コメントありがとうございます!無駄に長い文章をお読み頂き感謝の念に堪えません…!

せっかくご丁寧にコメント頂きましたので、丁寧返しさせてください笑


>(あるのかしら)
ええ、私もそこが一番不安ですね…!
観ていて、「もうこの人たち観るの最後かも知れない…!」という危機感を何度抱いたか。そして結果としてDVD買ってしまうという(馬鹿)


>星組
随分改善が観られるのですね!嬉しいです。
それなら、また観に行こうかな…昴さんを…笑

星組一作目の、全員ぶっとんだ感じがとても耐えられなかったのですが、また久しぶりにいってもいいかもしれませんね。
あっレビューはいつでもいいですよ!(イイ笑顔)


>舞台とCDとで声が違う
私もそれが一番の懸念材料です…
もちろん声優さんも素敵だと思いますが、俳優さん(=舞台)が蔑ろにされてしまえば、それはもうサクラではないと思いますので。

どこかで「同じ曲を2人が歌うことになる」という言葉を聞きましたが、それでも…ねえ…という感じです。
CDが声優さんver.でしか出なかったら泣くに泣けないですよ!?
(いやだからって声優ver.と俳優ver.で出られても、どこのA●B商法だって思うだけですがね…A●B噛んでる人が上にいるので要素として否定出来ないのが悲しい)


>古参のファン
はい、私は新参者なので、古参の方たちの存在が凄く心強かったです!サクラの舞台は、あのファンの方々の声援あってこそだと思うので!

ナンバー時のテンポ良い拍手、カテコの名前コール、「これがなくては~」の台詞への「待ってました!」。

あれらは、古参の人にしか出来ません。
そして、古参から新参者に受け継がれていって欲しい最大のものだと思います。
舞台マナー、かけ声、そして、サクラへの愛。(くさいですが…)
私も古参の方々に背中を押されるように、沢山拍手と大向こうをやって参りました^^



そして、


水曜日にもう一度やりにいきます…(爆)
by 阿月 (2012-11-05 18:59) 

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